ホームセンターや園芸店で綺麗な花を咲かせている木や、可愛らしい樹形の木を見つけると、つい「自分のお庭にも植えたい!」と思ってしまいますよね。
しかし、植物は生き物です。見た目の好みだけで選んでしまうと、数年後に大きくなりすぎて困ったり、枯れてしまったりと後悔することになりかねません。
そこで今回は、新しく樹木をお庭にお迎えする前に、必ず確認しておきたい「5つのチェックポイント」をご紹介します。
ポイント1:土壌
〜植物の生長に大切な土のはなし〜
第一に水はけの良し悪しによって、植物の生長に大きく影響されます。水はけが悪いと病害虫の発生を多くしたり、根腐れをおこしたりするからです。
土壌の硬さが不十分だったり、硬かったりしたら土壌改良をおこない、最低限の土壌の硬さを確保しつつ、良好な植込用土とする必要があるでしょう。
ポイント2:日当り
〜陽陰の樹木〜
植物の生長には日当りを考えるのも大切です。植物の種類によって光の必要量が違うからです。日当りの良い所を好むものと日陰でも育つものがあるので、それぞれに合った場所に植えてあげましょう。
陽樹には、松類、梅、オリーブ、ケヤキ、シマトネリコ、ヤマモモなどがあります。
陰樹には、ツバキ類、アオキ、イチイ、カクレミノ、ウメモドキ、ソヨゴなどがあります。
ポイント3:目的
〜落葉樹と常緑樹〜
夏の暑い日には自然の日陰となり、芽の出と紅葉を楽しみ、四季を感じることのできるのは、落葉樹です。
ただし、庭のそうじや、トイのつまり等の問題もあるので、植える場所には注意が必要です。
生垣にしたり、部屋の目隠し用として利用できるのが常緑樹です。年中緑の葉が絶えないので、冬の葉のない季節に緑を楽しむことができます。
ポイント4:楽しみ方
〜実か花か、それとも両方〜
樹木の楽しみ方はいろいろです。花をどの季節に楽しみたいか、また花の少ない冬に彩りの実を楽しみたいか、それとも食して味わう実を楽しむか、実も花も両方楽しみたいのでしょうか。
ほかにも芳香のある植物もあれば、幹の色もいろいろあります。幾つか挙げてみましたので参考にしてみてください。
- 春の花: ツツジ類、ローバイ、マンサク、ハナミズキ、モクレン、ヤマボウシ、エゴノキ
- 夏の花: 夏ツバキ、キョウチクトウ、クチナシ、サルスベリ
- 秋の花: モクセイ、ハギ、ムクゲ
- 冬の花: ツバキ類、サザンカ
- 彩りの実: クロガネモチ、ソヨゴ、マユミ、イチゴノキ
- 味わう実と花: ウメ、ザクロ、ジュンベリー、フェイジョア、グミ、ブルーベリー
ポイント5:スペース
〜植物の生長を見据えて〜
植物は生長していくので、生長の早い木や高木になる木は、植えるときに十分なスペースを必要とします。
建物と樹木の間隔は十分ですか?樹木と樹木の間隔は大丈夫?後で大きくなりすぎて、撤去しなければならない、なんてことにならないようにしたいですね。
広いスペースを必要とする木は、ケヤキ、ヤマボウシ、エゴノキ、シマトネリコ、ヤマモモなどがあります。
特にケヤキは公園のような広いスペースが必要ですので庭園樹には使用しない方が良いと思われます。生長が遅い木は、ソヨゴ、モッコク、サザンカなどがあります。